若年性認知症支援コーディネーターは、ご本人やご家族からの若年性認知症に関する困りごとや悩みごとなどの相談に対して、解決に向けた支援をします。
また、勤務先の企業や地域包括支援センター、市町村等からの相談については、医療・福祉・就労等の専門機関と相互に連携し、必要な助言を行います。
なお、来所による相談並びに訪問による相談については、予約制となっていますので、事前にご連絡下さい。
認知症は加齢とともに発症しやすくなりますが、65歳未満で発症した場合、「若年性認知症」と言います。仕事・家事・子育てのキーパーソン世代ですから、ご本人だけでなく、ご家族の生活への影響が大きいにもかかわらず、支援は十分とは言えません。 病気のために仕事に支障がでたり、仕事を辞めることになってしまったり、経済的にとても困難な状況になることがあります。また、子どもが成人していない場合には、親の病気が与える心理的影響が大きく、教育、就職、結婚などの人生設計が変わることにもなりかねません。さらには、ご本人や配偶者の親の介護が重なることになれば、介護負担も大きくなります。配偶者が介護をする場合には、配偶者ご自身も仕事を十分にできなくなり、身体的にも精神的にも、また経済的にも大きな負担を強いられることになります。